中学受験~ムスメとハハの記録~

2016年受験に向けて、日々の出来事、愚痴、独り言など…

「私立に逃げた」理由。〜ガッカリした内申点について〜


注)このブログは私的なもので、公的機関を否定するものではありませんが、不快に思われる方もいると思います。
不快に思われた方は、リターンをお願いします。


こんばんはchuujuです。

ブログの更新頻度の不定期さったらないですね💧
ちょっとガッカリしたことがありまして、ついつい思いの丈を。

我が家のアニは只今中学二年生。
俗に言う中二病にかかりそうな勢いで日々を送っております。
そんなアニが中学受験をし、いまは難関校…❓と呼ばれる中学校に通ってます。

一般サラリーマン家庭で、母親もほぼ専業主婦な我が家が中学受験に踏み切ったのか。
それはブログの最初の方を読んでいただけたらと思いますが。

まあ、ぶっちゃけ公立中学に行かせたくなかったから。

そんな地元中に通うアニと同級の子たちも中2。
中1で内申をロクにとってなかった子たちもそろそろ考え始めます、親に言われて。いや…用意周到な親は中学入学前から既に内申対策を始めてますね。

子供たちはモチロン、親たちも内申を上げるべく様々な活動を始めます。
よく中学受験は親で決まる、ぐらいなことを言ってますが、
公立中では中学校生活が親で決まります。
高校受験の成功を見据えて、親がマネージメントをしないと内申が取れないから。

定期テストでの出来不出来、出席日数などのガイドラインを除けば、内申点と呼ばれる成績は、先生のさじ加減だけで決まります。
さじ加減でモロに影響するのが、親の営業力。

希望の内申に到底無理な成績であっても、親の営業で内申点は上げられるのが現実です。

我が家の地域では、体育系の部活動に入部していない、それだけで内申が体育系と比べて不利になる傾向がずっと続いています。
部活動の強制入部が規則として決まっているのですが、
これがまた部活動顧問が主教科の先生だったりすると、そこでまた「さじ加減」が発揮されます。

私が中学生だった頃と、なんら変化する事無く、脈々と受け継がれてきているわけで。
中学校生活は内申が猛威を振るっているわけです。

高校受験ともなると、人生かかってますから、親は必死になります。

内申点そのものが漠然としすぎているのも問題だと思うんですよね。
明確な部分は資格検定を取得した部分など。
それ以外の定期試験、提出物、授業態度を含める中学校生活全般における点数配分のガイドラインを開示しないから、

親たちは資格検定などで点数の積み上げをさせるし、
役員や部活動での親の分担なども引き受けざる得ないわけで。

要は「学校受け」を良くすることに必死になるわけです。
なので例えばの話、シングル家庭なんてモロに煽りを受けてしまうんです。
親の印象ひとつで点数が下がるなんてこともザラにあるのがまた現実。

一教師が、好き勝手に成績付けちゃってるのが現実なわけで
教師のモラルだけが頼りなので、マトモじゃない先生に当たったら、もう交通事故と同じですよ。
運が悪かった、ついてなかった。

部活動も常識的範疇での活動だと定められているはずなのに、中体連の都合や顧問どうしの縦社会、熱心な親の意向によって、クラブチーム並の練習量、試合など、休日すらない状態。

緩いと言われる部活に入部して、学力維持の為に時間を確保する、そう決心する子供もいます。

でも、何も悪いことをしていないのに、そういった覚悟をした子供たちの肩身は、学校ではとても狭い。

何故か先生たちは評価を高くつける傾向にあるんです。
愚かな子供たちは、それをクラス内の序列として考え始めることがあります。そしてイジメが始まる要因にすらなるんです。
ここで一つ。
本当に賢い、ホンモノの子は巻き込まれないんです、こういったことに。

昔と違って、いまはイジメも多様化しているようだし、まずは家庭ありきだと思いますよ、そこは。
中学生だからこそ、子供の様子をよくよく見なきゃいけないと思います。

自分の子供ですから、モラル、マナーは学校ではなく家庭でどうにかする問題だと思います。
その上で、
内申なるものに振り回されなきゃいけないって、実に不毛ですよ。
本当に子供の為になる中学校生活になるとは到底思えないんですよね。

先生の質が低下してる、ってのも問題ですけど、質ってなんだ❓
常識的に、教職の採用試験はその辺の所を踏まえた上での合格を出しているわけですよね。
なり手が少ないのは分かりますが、きちんとした大学の教育学部を出てる人たちばかりなわけで、もとの質は悪いわけじゃない。

じゃあどうして質の低下が叫ばれているのか。
育つ土壌が悪いからではないのか、と。
質の低下を食い止めるなら、採用試験の改定だって急務じゃないのかしら。
そんでもって
その先生たちを束ね、育てる上司たちの意識改革も急務だと思うんですけど。

同級生ママたちの話を聞いていたその傍ら、結局なにも変わっていないんだな、と。
エラそうに言えたもんじゃないですけど💧。

私立に行かせてるオマエに何がわかるんだ、って言われればそれまでですが、あたしが思ってたよりも現実は酷かった。

まともな先生だって、いることは分かってるんです。

でも、塾ありきで高校受験をしなきゃいけない、学校の授業はアナだらけ。親たちが何年も何年も現状の打開を訴えてるのに、格差は広がるばかり。

義務教育って、何なんでしょうか。

あたしが「私立に逃げた」のはこの無限ループを断ち切るため。

あとひとつ。ムスメの担任に
気が早いけど、受験勉強もあるし「夏休みの宿題の提出」について質問を投げたところ

「上に何も指示を受けてないのでわからない」との返答。

ナマで教師の「質の低下」を実感しました。

こんなにガッカリすることがあっていいんでしょうかね。